野球選手育てるボクシングジム 甲子園出場、プロ入り続々のワケ

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
足踏みしながら、サンドバッグにパンチを細かく連打するトレーニングを行う中学3年生の野球選手たち=大阪市北区の大阪天神ジムで2022年11月25日午後7時16分、来住哲司撮影
足踏みしながら、サンドバッグにパンチを細かく連打するトレーニングを行う中学3年生の野球選手たち=大阪市北区の大阪天神ジムで2022年11月25日午後7時16分、来住哲司撮影

 中学生や高校生の野球選手を専門メニューで鍛えているボクシングジムがある。この11年間にプロ野球選手や甲子園球児を輩出しており、今夏の甲子園大会にも4人の「元練習生」が出場した。なぜボクシングジムが野球選手を育てているのか? ジム会長いわく「ボクシングと野球は似ている」そうで……。

「破天荒ボクサー」が鍛えた球児たち

 大阪商業大からヤクルトに入団し、3年目の今季は主に中継ぎで43試合(3勝2敗3ホールド)に投げた大西広樹投手(25)。智弁和歌山高の主力打者として甲子園に5季連続出場し、楽天では過去3年間で通算61試合に出場している黒川史陽(ふみや)内野手(21)。2人とも中学3年の時、大阪市北区のボクシングジム「大阪天神ジム」に通っていた。

 プロボクサー時代に世界タイトル挑戦経験もある山口賢一・同ジム会長(42)は「中学3年の秋から卒業までの約半年間、1人週2回指導するのが基本」と説明する。大西投手が中学3年だった2012年以降、例年数人を見てきたといい、中には高校入学後もジム通いを続ける選手もいる。

 山口会長も元高校球児で、日生第二高(現青山高=三重)のエースだった。…

この記事は有料記事です。

残り1739文字(全文2230文字)

あわせて読みたい

ニュース特集