左足の指先で紡いだ「遺産」 脳性まひの男性が還暦記念コラム集

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「恵規の遺産」を著し笑顔を見せる成清さんと「福祉ネット宝箱」の覚知事務局長(右)=柳川市三橋町蒲船津の第1宝箱そらまめで2022年11月30日正午ごろ、降旗英峰撮影
「恵規の遺産」を著し笑顔を見せる成清さんと「福祉ネット宝箱」の覚知事務局長(右)=柳川市三橋町蒲船津の第1宝箱そらまめで2022年11月30日正午ごろ、降旗英峰撮影

 重度障害を持つ福岡県柳川市の成清恵規(なりきよ・けいき)さん(60)が還暦記念のコラム集「恵規の遺産」(四六判128ページ)を著した。左足の指先でパソコンを打ち、福祉啓発団体「福祉ネット宝箱」(同市)の月刊会報に寄稿したコラムをまとめた。

 成清さんは生後2カ月で高熱を発して脳性まひになり、施設で過ごした少年時代はパソコンの入門書を足でめくって読んだ。成人後は自宅に戻り、両親に買ってもらったパソコンを独学で習得していたものの、生きがいもなく「人生お先真っ暗」と思っていたという。

 ところが、30代後半で、映画上映会で福祉ネット宝箱のスタッフと出会い、人生が変わった。スタッフの協力を得てアパートで一人暮らしをしながら就労支援施設に通うとともに、2002~17年の15年間で会報にコラム120本を寄稿した。コラム集には24本を収録し、宝箱が発行元となった。

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