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スケジュール帳などとして長年親しまれてきた大分県の「県民手帳」が2023年版を最後に約70年の歴史に幕を下ろす。発行してきた県の任意団体「県統計協会」の解散に加え、デジタル化、ペーパーレス化が進む中で役割を終えることになった。
県統計調査課によると、県民手帳は1955年、国勢調査など統計調査の意味や理解を進める目的で発行を開始。人口や面積など県内のさまざまなデータと全国データとの比較や、市町村の個別の姿を数字で紹介してきた。近年は「大分のおいしい!」(2021年)「絶景・インスタ映えポイント」(22年)などテーマを変えた特集が好評だった。
23年版は「大分の歴史振り返り」がテーマ。大分市中央通りの路面電車(1971年)、第1回大分国際車いすマラソン大会(81年)など歴史に残る出来事を、貴重な写真とともに紹介している。
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