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北九州市60年

5市合併で北九州市が誕生し2023年2月で60周年。「九州初の100万都市」の歴史を振り返り未来を展望します。

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「一日だけの幻の校名」があった 市と同じ年に誕生、北九州市立高校

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北九州市立高の吉本校長(右)と行武同窓会会長=北九州市戸畑区で2022年9月16日午前10時13分、山田宏太郎撮影
北九州市立高の吉本校長(右)と行武同窓会会長=北九州市戸畑区で2022年9月16日午前10時13分、山田宏太郎撮影

 5市が合併して誕生した北九州市は2023年2月で市制施行60周年を迎える。60年を街とともに歩んだ各界の人々を訪ね歴史を振り返り、これからの都市像を考える。

    ◇

 北九州市立高校(戸畑区)は市誕生と同じ1963年に戸畑商業高校として開校し、来年60周年を迎える。

 「工業地帯で事務職の人材を育てようと、当時の戸畑市が商業高校の設立を県教委に申請した。63年2月9日に戸畑市立戸畑商として認可されたがその翌日、5市合併で北九州市が発足したため北九州市立戸畑商に変わった」。北九州市立高同窓会の行武憲二会長(72)は「一日だけの幻の校名」の歴史を語る。

 創立当初から珠算が活発で地場企業などに優秀な人材を輩出。国際的な物流拠点の公立高として、68年から貿易コース(後に貿易科)も設けられた。行武さんもそこで中国語や為替を学んだという。普通科設置を機に商業の名称を変更することになり、地域や市内企業の代表も交えた検討の末、2007年に北九州を冠した現校名となる。

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