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サッカーW杯・カタール2022

サッカー・ワールドカップカタール大会が11月20日に開幕。4年に1度の世界最高峰の戦いの様子をお伝えします

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W杯「リーグ敗退」で歓喜にわいた国とは?背景の複雑すぎる事情

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イングランド戦前、国歌を斉唱しなかったイラン代表=ドーハで2022年11月21日、共同
イングランド戦前、国歌を斉唱しなかったイラン代表=ドーハで2022年11月21日、共同

 開催中のサッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会では、世界中の市民が自国代表の活躍、勝利に熱狂している。一方で、多くの国民が自国の「1次リーグ敗退」を盛大に祝った国がある。アジア屈指のサッカー強国イランだ。3戦目の米国戦に0―1で敗れると、首都テヘランなどイラン各地では祝福の声が広がった。そうした行為が「非国民」的とみなされたためか、27歳の男性がイランの治安部隊に射殺される悲劇も起きた。選手の活躍を喜ぶことができない国民の複雑な思いとは……。

 イランの国際サッカー連盟(FIFA)ランキングは20位でアジア最上位。国民も大のサッカー好きだ。

 1998年フランス大会以来となった米国戦は11月29日夜にあり、決勝トーナメント進出をかけた戦いとなった。テヘランの複数の住民によると、敗退決定後は多くの車が町中に繰り出し、イラン敗北を歓迎する声であふれたという。

 意外な反応の背景には、深刻な国内情勢がある。…

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