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被爆2世の遺伝的影響を巡って争われた訴訟の初の判決が12日、長崎地裁で言い渡される。2世たちは何を問うのか。判決を前に原告を訪ねた。
福岡県小郡市の被爆2世、三笘良夫さん(59)は30歳で結婚するまで、父が長崎で被爆したことを知らなかった。3人姉弟の末っ子だった三笘さんが結婚直後、父は被爆者健康手帳の交付を申請。その時、初めて被爆者だと知った。原爆投下から46年がたち、17歳で被爆した父は63歳になっていた。
父良三さん(2019年に91歳で死去)は、大分県中津江村(現日田市)出身。1944年、長崎市の三菱重工長崎造船所に徴用された。45年8月9日、造船所で作業中、ピカッと光ったかと思ったら爆風で飛ばされ、鼻も口も砂だらけになって息ができなくなった。近くにいた同僚は吹き飛ばされて姿が見えなくなった。
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