素人でも“一目”でみかんの病害判別 AI学習メガネ誕生 愛媛

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ハナアザミウマの病虫害で果皮がうっすらと変色した温州みかん=愛媛県産業技術研究所提供
ハナアザミウマの病虫害で果皮がうっすらと変色した温州みかん=愛媛県産業技術研究所提供

 愛媛県産業技術研究所は柑橘(かんきつ)の果皮に表れる病害の特徴をAI(人工知能)に学習させて選別に役立てる「AIによる庭先柑橘選別の自動化システム」を生み出した。共同開発した松山市のIT企業「ディースピリット」と、温州(うんしゅう)みかんを対象に技術を確立し特許も得た。熟練した技能がない人でも、病害を即座に判定できるため、過疎や高齢化による労働力不足を補う手段として期待される。

 温州みかんなどの柑橘は出荷前や選果時、目で見て病害の有無などを判定している。目に見えるわずかな変色や斑点でも時間とともに悪化し、腐ったり商品価値を下げたりする恐れがあるためだ。研究所は同県みかん研究所の協力で、温州みかんに見られる病害虫「ハナアザミウマ」や、いずれも糸状菌による病害「そうか病」「黒点病」などの被害が果皮に出たものと、被害のない良品の果実の画像計約3600枚をAIに学習させた。

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