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多くの人が一度は聞いたことがある「三方良し」。「売り手良し」に加えて「買い手良し」、さらには「世間良し」の三つがそろってこそ、持続可能になるという。では社会保障の持続可能性を高めると期待されるPFS(成果連動型民間委託契約方式、Pay For Success)を聞いたことがあるだろうか。
PFSでは、行政課題の解決に対応した成果指標を設定し、成果指標値の改善状況に連動して委託費などを支払う。医療・健康、介護、再犯防止を重点3分野として、政府が普及を進めようとしている。ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)は、その一類型で、民間の資金提供者から資金調達をするものを指す。
従来は、例えば介護予防事業なら「1回90分の転倒予防教室を10回行う」などの仕様に従えば、成果によらず委託費全額を支払っていた。PFSでは6割など一部は払うが、成果指標を達成しなければ4割は支払わない。逆に、達成すれば、その度合いに応じ報酬を上乗せする。
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