山梨知事選 しこり露呈、統一地方選見据え駆け引き 1月告示

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立候補を予定する陣営の集会には支援者が詰めかけ、知事選に向け熱を帯びている=山梨県東部で2022年12月4日午後4時46分、山本悟撮影
立候補を予定する陣営の集会には支援者が詰めかけ、知事選に向け熱を帯びている=山梨県東部で2022年12月4日午後4時46分、山本悟撮影

 山梨知事選は来年1月5日の告示まで1カ月を切った。再選を目指す現職の長崎幸太郎氏(54)と自民党県議の志村直毅氏(53)が自民に推薦を要請していたが党本部は6日、長崎氏の推薦を決定。志村氏側は新たに政治団体を設立して立候補する意向で巻き返しを図る。前回は、元衆院議員の長崎氏が知事選に回ることで、永田町も巻き込んで10年以上続いた衆院山梨2区での保守分裂に終止符が打たれたが、今回は知事選を機に解消し切れなかったしこりが露呈した。来春の統一地方選なども見据えた駆け引きが繰り広げられている。

 12月4日、大月市内で開かれた長崎氏陣営の決起大会には、富士東部地区の5市村の首長全員が顔をそろえた。陣営は10月下旬から約1カ月の間に県内7地域で地区決起大会を開催し、事実上締めの大会だった。登壇した長崎氏は「2005年以降、この地域をホームタウンとして活動してきた政治家だ」と切り出した。

保守分裂の歴史

 大月市などを含む衆院山梨2区では05年、堀内詔子前ワクチン担当相の義父で自民総務会長を務めた光雄氏が郵政民営化に反対して無所属で出馬し、党公認の「刺客」だった長崎氏と争った。以降、17年まで5回連続で堀内家と長崎氏による保守分裂が続き、堀内家側が所属する岸田派や長崎氏が所属する二階派から大物議員が応援に入るなど派閥間の対立にまで発展した。

 分裂状態を嫌う当時の党本部の…

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