習主席のサウジ訪問、バイデン政権に警戒感 アメリカは関係悪化

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米ホワイトハウス=ワシントンで2019年11月、高本耕太撮影
米ホワイトハウス=ワシントンで2019年11月、高本耕太撮影

 中国の習近平国家主席のサウジアラビア訪問について、米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は7日の記者会見で、「中国が世界で影響力を拡大しようとしていることに留意している。中東地域は中国が間違いなくそのレベルを深めようとしている地域の一つだ」と警戒感を示した。

 サウジは米国にとって中東で最大の同盟国だが、バイデン政権になって人権問題やエネルギー供給を巡って関係が悪化。習氏の訪問で、「唯一の競争相手」と位置づける中国の存在感が地域で高まるとみて、米政府は注視している。

 人権重視の外交を掲げるバイデン大統領は、2018年にトルコ・イスタンブールのサウジ総領事館で起きたサウジ人記者殺害事件を巡って、大統領就任前からサウジ政府を批判してきた。武器売却による経済的利益を優先して蜜月関係を築いたトランプ前政権の姿勢を見直し、サウジ政府と距離を置いた。

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