まるで糸…世界最小コイルでギネス認定 東京・品川の中小企業開発
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東京都内の中小企業がつくり出した金属コイルがギネス世界記録に――。8日、開発した三和電気株式会社の本社(品川区南品川6)で認定式が行われ、髪の毛の3分の1ほどの細さという世界最小のコイルも公開された。
同社は照明機器や医療機器などの部品を製造している。世界最小のコイルは熱に強いタングステン製で、幅0・027ミリの極小サイズ。この日公開された薬包紙に包まれたコイルは目をこらしてやっと見えるほどで、一見すると細い糸のようだが、顕微鏡でのぞくとらせん状にねじれているのが分かる。
同社によると、コイルは、スマートフォンなどに使用される半導体の動作をチェックする検査機器や電磁波を遮断するフィルムなどの部品に利用されることを想定している。電子機器の高性能化に伴い半導体もより小さくなっており、同社は、検査機器に使う部品も半導体のサイズに合った極小サイズが求められるとみている。
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