名張毒ぶどう酒事件弁護団、新証拠9点を最高裁に提出

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名張毒ぶどう酒事件の第10次再審請求で、最高裁に新証拠を提出した弁護団の鈴木泉団長(中央)ら=名古屋市中区で2022年12月8日午後3時59分、藤顕一郎撮影
名張毒ぶどう酒事件の第10次再審請求で、最高裁に新証拠を提出した弁護団の鈴木泉団長(中央)ら=名古屋市中区で2022年12月8日午後3時59分、藤顕一郎撮影

 三重県名張市で1961年3月、女性5人が死亡した「名張毒ぶどう酒事件」で、89歳で獄中死した奥西勝・元死刑囚の再審開始を求め最高裁に特別抗告している弁護団は8日、専門家の意見書や鑑定書など9点の新証拠を最高裁に提出したことを明らかにした。鈴木泉弁護団長は「高度な科学的証拠をきっちりと検討してもらい、再審開始決定を実現したい」と語った。

 弁護団はぶどう酒瓶の王冠について、真犯人が毒物混入後に封かん紙を張り直したと主張。これまでとは別の専門家の鑑定でも、封かん紙から製造段階と異なるのりの成分が付着したことが確認されたとしている。農薬「ニッカリンT」についても、ぶどう酒と混ぜても石油臭がせず毒物は別の農薬だとしており、こうした主張を補強する揮発成分の分析結果をまとめた意見書を提出したという。

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