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欧州で「金の卵」発掘 変化するサッカー日本代表の未来図

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日本サッカー協会の欧州オフィスで働く津村尚樹さん。代表選手のサポートだけでなく、将来の代表候補の発掘も業務の一つだ=©JFA
日本サッカー協会の欧州オフィスで働く津村尚樹さん。代表選手のサポートだけでなく、将来の代表候補の発掘も業務の一つだ=©JFA

 サッカー日本代表の強化責任者である反町康治・日本協会技術委員長は今年4月、ある親子とスペイン・バルセロナで食事をしていた。

 「日本代表としてプレーする気持ちはある?」

 「あります」

 「あとは実力次第だよ」

 同じ席にいたのは、世界的な名門バルセロナの育成組織でプレーする当時16歳の高橋センダゴルタ仁胡(にこ)選手(17)とその家族だった。父がアルゼンチン人で母が日本人。順調に力をつけていけば、出生地のスペインを含めて3カ国いずれの代表も選択できるが、本人たちの意思を確認し、5~6月のU19(19歳以下)日本代表のフランス遠征に招集した。

 反町技術委員長は「ニコは日本に住んだことがない。(そういう選手は)これからもどんどん出てくる。何年か後にサムライブルー(日本代表)で活躍してほしい」と期待を寄せる。

 日本協会は2020年10月、ドイツ・デュッセルドルフに欧州オフィスを開設し、日本代表選手のサポート体制を強化してきた。選手や所属クラブと密接に連絡を取り、時には代表のトレーナー陣が滞在してリハビリを支え、今回のワールドカップ(W杯)カタール大会でも大きな成果を残した。

 役割はそれだけではない。ドイツの後にはスペインにも担当者を置き、各クラブや代理人とのネットワークを駆使して情報を集め、次代を担う「金の卵」の発掘も進めている。母親が日本人の場合などには選手の名前に日本名がないケースもあり、多くの「日本代表候補」が埋もれている可能性…

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