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病気や災害などで親を亡くした子どもたちを支援する「あしなが学生募金」の街頭活動が10日、県内7カ所で3年ぶりに行われる。あしなが育英会は「新型コロナウイルスの流行や物価高騰で困窮する家庭が増えている」として、支援を呼びかけている。
遺児の奨学金を募るあしなが学生募金は、1970年から毎年4月と10月に街頭での募金活動が行われてきた。だが新型コロナの影響で、県内では2019年10月を最後に実施されていない。
この間、新型コロナや物価高で困窮する家庭が増えた。育英会が22年4~5月に奨学生の保護者を対象に行ったアンケート調査では、「いろんなものが値上げしていて経済的にいつも逼迫(ひっぱく)している」(50代母親)などといった切実な声が寄せられたという。県内のあしなが奨学生も21年度は過去最多の332人に上った。育英会の担当者は「これまでは奨学金を受けなくても大丈夫だった家庭が、必要な状態になっている」…
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