酸味ほとばしる“東京産”チョコ 小笠原でカカオ栽培という挑戦

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たわわに実る小笠原・母島産のカカオ=平塚製菓提供
たわわに実る小笠原・母島産のカカオ=平塚製菓提供

 “東京産チョコレート”の生産に初めて成功したのは、従業員数約200人の小さな菓子メーカーだった――。平塚製菓(埼玉県草加市)が小笠原諸島・母島(東京都小笠原村)でのカカオ栽培から販売までを一貫して手がけたチョコレート「TOKYO CACAO」である。ただ、カカオは限られた条件下でしか生育せず、「東京カカオプロジェクト」と称する挑戦は一見無謀にも見えた。16年の時を経て2019年にチョコレートに結実した挑戦のきっかけは創業家の3代目社長の“思いつき”にあった。【倉岡一樹】

 同社はもともと1901年に京都で創業した老舗の和菓子店だった。その後東京へ移転し、戦後に草加に拠点を構えた。

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