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東日本大震災

2011年3月11日に発生した東日本大震災。復興の様子や課題、人々の移ろいを取り上げます。

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除染土再利用の実証試験 新宿御苑、つくばでも計画 自治体と調整

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除染で取り除いた土を保管している中間貯蔵施設(手前)と東京電力福島第1原発(奥)=2021年8月19日午前11時29分、本社ヘリから
除染で取り除いた土を保管している中間貯蔵施設(手前)と東京電力福島第1原発(奥)=2021年8月19日午前11時29分、本社ヘリから

 東京電力福島第1原発事故後の除染で取り除いた土について、西村明宏環境相は9日の閣議後記者会見で、新宿御苑(東京都新宿区)と国立環境研究所(茨城県つくば市)でも再利用の実証試験を計画していることを明らかにした。既に公表した環境調査研修所(埼玉県所沢市)と合わせ、環境省関連施設計3カ所での実施に向けて関係自治体と調整している。

 再利用するのは、1キロ当たりの放射性セシウム濃度が8000ベクレル以下の除染土。同省によると、新宿御苑では一般の利用者が立ち入りにくい管理事務所そばの花壇に除染土を埋め、もともとあった土で覆うことを想定。21日に周辺住民を対象に説明会をする。国立環境研究所では、駐車場の基盤材として再利用する計画だという。同省は実証試験を通じて、施工、維持管理時の安全性を確認し、再利用への理解醸成につなげたい考え…

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