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あなたの「本当」の睡眠時間、知っていますか?

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自動販売機の「ヤクルト1000」は全て売り切れだった。店頭でも品薄だ=東京都千代田区の東京メトロ国会議事堂前駅のホームで2022年12月5日午後2時10分ごろ、横田愛撮影
自動販売機の「ヤクルト1000」は全て売り切れだった。店頭でも品薄だ=東京都千代田区の東京メトロ国会議事堂前駅のホームで2022年12月5日午後2時10分ごろ、横田愛撮影

 ここ数年、睡眠トラブルに悩まされています。寝付きが悪く、眠りは浅く、「睡眠改善」と名の付く商品をいろいろ試してきました。そんな折、国会で目を引く議員連盟ができたと知り、取るものも取りあえず行ってみたところ――。【くらし医療部・横田愛】

 今日もないか……。仕事の合間、東京メトロ丸ノ内線の国会議事堂前駅ホームにある自動販売機の前を通るたび、「売り切れ」の赤ランプに嘆息する。「ストレス緩和」と「睡眠の質向上」をうたう乳酸菌飲料「Yakult(ヤクルト)1000」のことだ。

 2021年4月の全国発売直後から爆発的な人気となり、今月1日に発表された今年の「新語・流行語大賞」でトップテンに選ばれた。店頭では品薄の状態が続く。

 「新型コロナウイルス禍でストレスが増えたり、在宅勤務で生活習慣が乱れたりで、消費者の間で『睡眠』の悩みが顕在化している」。調査会社の富士経済に人気の理由を尋ねたところ、広報担当者からこんな答えが返ってきた。

 「睡眠市場」は、急拡大している。「ストレス緩和・睡眠サポート」をコンセプトにした飲食料品の販売高は、富士経済が調査を始めた13年は11億円だったが、今年は331億円(当初予想)。9年間でおよそ30倍に膨らみ、実績ベースで今年はさらに大幅な上方修正が見込まれるという。

 「ストレスフル」で「うまく眠れない」人があふれている今を、映し出す数字だろう。

 そんな折、一つの国会議員連盟が11月末に発足した。…

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