定期代月3万円補助も 西九州新幹線 沿線自治体が移住誘致に熱

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移住相談会で新幹線開業とともに武雄市をアピールする犬走好孝さん(右)ら=福岡市中央区で2022年11月19日午後3時15分ごろ、久野洋撮影
移住相談会で新幹線開業とともに武雄市をアピールする犬走好孝さん(右)ら=福岡市中央区で2022年11月19日午後3時15分ごろ、久野洋撮影

 日本一短い新幹線として佐賀、長崎両県に開業した九州新幹線長崎ルート(西九州新幹線、約66キロ)の沿線自治体が、定期券代の補助など開業を定住促進につなげる政策を打ち出している。人口減少に悩む地域で、新幹線は衰退に歯止めをかける特効薬になるのか。

 「良い場所ですよ。まずは一度遊びに来てください」。11月下旬に福岡市であった移住相談会で、佐賀県武雄市ハブ都市・新幹線課の犬走好孝係長が市の魅力を力説した。ブースには武雄温泉駅など新幹線開業を知らせるポスターを張り、図書館などの文教施設が充実している街の魅力をアピールした。

 市が移住を呼び込む切り札とするのが、新幹線利用者らへの定期代補助だ。勤務先の通勤手当を除いた分の半額を、毎月3万円を上限に補助する。県内もう一つの嬉野温泉駅がある嬉野市は、新幹線開業(9月23日)に合わせた同様の補助を上限2万円で新設しており、後に続いた武雄市が上乗せした格好だ。

 例えば武雄温泉―長崎間の新幹線の通勤定期は6カ月で42万6200円かかる。勤務先からの通勤手当が月2万円の場合、差額は30万6200円。武雄市の制度を利用すると住民の持ち出しは月約2万5000円で、単身赴任するより格段にリーズナブルだ。リレー特急が走る福岡、佐賀方面に通勤する人も定期代補助の対象にしている。西九州新幹線の駅がある長崎、諫早、大村の…

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