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歌舞伎 十二月大歌舞伎 團十郎さっそうと=評・小玉祥子

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 十三代目團十郎襲名披露の2カ月目。昼の見ものは中幕の襲名演目「京鹿子娘二人道成寺(きょうかのこむすめににんどうじょうじ)」。菊之助と勘九郎の2人の白拍子花子が融和しながらも個性を示す。一例をあげると「恋の手習い」で2人が見つめ合って一体となり、再び離れ、「うらみうらみて」で鐘を見つめる所作の美しさは特筆もの。最後は團十郎の大館左馬五郎が花道から登場し、蛇体に変じた2人を鎮める。

 序幕が「鞘当(さやあて)」。幸四郎の名古屋と松緑の不破が役にふさわしい。奇数日が猿之助の留め女、偶数日が中車の留め男。

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