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入管・難民問題

国外退去処分になった外国人の入国管理施設での扱いが注目を集めています。難⺠に厳しいと言われる日本。人権は守られている︖

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ウィシュマさん入管死 国、監視カメラ映像の一部を年内に地裁提出へ

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市民団体が検察審査会に要望書を提出した際に立ち会ったウィシュマさんの妹のワユミさん(中央)とポールニマさん(右)=名古屋市中区で2022年12月12日午後1時23分、藤顕一郎撮影
市民団体が検察審査会に要望書を提出した際に立ち会ったウィシュマさんの妹のワユミさん(中央)とポールニマさん(右)=名古屋市中区で2022年12月12日午後1時23分、藤顕一郎撮影

 名古屋出入国在留管理局で収容中に死亡したスリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさん(当時33歳)の遺族が国に損害賠償を求めた訴訟の第4回口頭弁論が12日、名古屋地裁(佐野信裁判長)であった。国側は、収容中の様子を収めた監視カメラ映像の一部について、年内に提出する方針を明らかにした。地裁から提出勧告を受けていた。遺族側は「全データの提出を」と改めて求めた。

 提出されるのは、訴訟が始まる前の証拠保全手続きで遺族側が閲覧した約5時間分の映像。遺族側は「入管の報告書に書かれていない部分が映っている可能性が高い」として、約295時間分の全データを開示するよう求めていた。ウィシュマさんの妹ワユミさん(30)は「すべてそろわないと姉の死の真実は明らかにならない」と訴えた。

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