トリノに再び刻んだ「MAO」　フィギュア・島田麻央が見据える舞台

　あこがれのスケーターが滑った会場に、再び「MAO」の名を刻んだ。

　イタリア・トリノで開催されたフィギュアスケートのジュニアグランプリ（GP）ファイナルで、14歳の島田麻央選手（木下アカデミー）が日本勢として13年ぶり5人目の優勝を果たした。くしくも会場のパラベラ競技場は、自身の名前の由来となった浅田真央さん（32）の活躍も記憶に残る地だ。

　「浅田真央さんを目標にしているので、見ている人が笑顔になるような演技をして、オリンピックや世界選手権で優勝できる選手になりたいです」

　9日にフリーが行われたジュニア女子で優勝した島田選手は、記者会見ではっきりと語った。フリー135・88点、合計205・54点と自己ベストよりそれぞれ10点以上も下回り悔しさは残る演技となったが、しっかりと勝ちきった。

　島田選手が一躍注目されたのは…