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サッカーW杯・カタール2022

サッカー・ワールドカップカタール大会が11月20日に開幕。4年に1度の世界最高峰の戦いの様子をお伝えします

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ひっそり… 役目を終え、解体待つスタジアム サッカーW杯

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解体が始まった974競技場=カタール・ドーハで2022年12月11日、宮武祐希撮影
解体が始まった974競技場=カタール・ドーハで2022年12月11日、宮武祐希撮影

 サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会の準々決勝を終えた翌11日、ドーハ港のすぐそばに立つ974競技場は、ひっそりとしていた。強い海風が吹き付ける中、時折、後片付けをしている作業員を見かける程度で人影はまばらだ。各国のファンがあふれ、歓声を上げていた数日前までの熱狂は消え、祭りの後の寂しさが漂っていた。

 同競技場で行われたのは計7試合。ロナルド(ポルトガル)が前人未到のW杯5大会連続ゴールを決め、エムバペ(フランス)やレバンドフスキ(ポーランド)、メッシ(アルゼンチン)、ネイマール(ブラジル)といった世界的なスーパースターもそのピッチに立った。

 歴史の目撃者となったスタジアムは、5日の決勝トーナメント1回戦、ブラジル―韓国戦で役目を終えた。

 大会も残りわずか。出場32チームは、4強入りしたアルゼンチン、フランス、モロッコ、クロアチアを残してカタールを去った。全8会場のうち、決勝があるルサイル競技場、3位決定戦があるハリファ国際競技場などを除く5会場も予定していた試合を終えている。

 興味深いのは今後だ。

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