99歳も所属「ラジオ体操部」 雨にも雪にも負けず活動1000回

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森下修次さん(後列右端)が手作りした1000回記念の垂れ幕の前で記念撮影をする小林稔さん(前列左から2人目)ら参加者たち=京都府福知山市下新町の新町文化センターで、綾井まどか撮影
森下修次さん(後列右端)が手作りした1000回記念の垂れ幕の前で記念撮影をする小林稔さん(前列左から2人目)ら参加者たち=京都府福知山市下新町の新町文化センターで、綾井まどか撮影

 京都府福知山市上紺屋町で2018年9月に始まった「上紺屋ラジオ体操部」の活動が12日、1000回目を迎えた。参加者は体操で身体を温めた後、記念すべき節目を祝い、「次は2000回を目指そう」と誓い合った。【毎日新聞特約通信員・綾井まどか】

 ラジオ体操部は元小学校教諭の森下修次さん(67)が発起人となり、健康維持、防災対策を目的に、近くの新町文化センターの駐車場で始まった。高齢者を中心に毎回12~18人が参加。出席カードを作り、10回の節目ごとに表彰するなど遊び心を大切にし、土日祝日を除く毎朝7時10分から雨の日も雪の日も続けてきた。

 皆勤出席の小林稔さん(85)は1000回目となったこの日、森下さんから「1000」の数字が入った手作りの記念品を満面の笑みで受け取った。「最初はここまで続くとは思わなかった。体調を崩し主治医に軽い運動を勧められた頃にラジオ体操が始まり、今では医者も驚くほど健康になった。毎朝、胸いっぱいの空気を吸い込んで、はつらつとした気持ちで一日をスタートできます」と振り返った。一人暮らしの四方美代子さん(99…

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