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生徒の通学に電動スクーター 脱炭素化へ、沖永良部島で実証実験

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電動原付きスクーターに乗る沖永良部高の生徒=2022年10月9日、鹿児島県知名町提供
電動原付きスクーターに乗る沖永良部高の生徒=2022年10月9日、鹿児島県知名町提供

 鹿児島県・奄美群島の沖永良部島にある県立沖永良部高校(同県知名町)で、生徒の通学に電動原付きスクーターを貸し出す実証実験が進んでいる。10月から2023年3月まで、10台を希望者に1カ月ずつ貸し出し、実用性を検証しながら脱炭素化との両輪で回る仕組みを目指す。

 奄美群島南西部に位置する人口1万1928人(11月30日現在)の沖永良部島。島を構成する知名町と和泊町は4月、環境省の「脱炭素先行地域」に選定された。両町は政府目標の2050年に先駆け、30年度までの脱炭素化「ゼロカーボン」に向けた取り組みを進めている。

 一方、島内で排出される二酸化炭素(CO2)の約4割を車やバイクなどが占めていた。島内ではバイクが住民の移動手段として広く普及し、高校生も大半が16歳になれば原付き免許を取得する。しかし、離島ゆえにガソリン価格は鹿児島市内より1リットル約15円高く、生徒や保護者を悩ませてきた。

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