国連女性委からイランを排除 ヘジャブめぐる女性急死と抗議弾圧で

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
「女性の地位に関する委員会」からのイランの排除が決まり、声明を発表する米国のトーマスグリーンフィールド国連大使=米ニューヨークの国連本部で2022年12月14日、隅俊之撮影
「女性の地位に関する委員会」からのイランの排除が決まり、声明を発表する米国のトーマスグリーンフィールド国連大使=米ニューヨークの国連本部で2022年12月14日、隅俊之撮影

 イランが女性の権利を抑圧する政策をとっているとして、国連の経済社会理事会(54カ国)は14日、女性の権利向上を図る国連の「女性の地位に関する委員会」(45カ国)からイランを排除する決議案を採択した。賛成29、反対8、棄権16だった。イランは2026年までの残り任期を失うことになる。

 イランでは9月、22歳の女性が髪を覆う「ヘジャブ」の着け方が不適切だとして「風紀警察」に拘束され、その後、急死。イラン当局は各地に広がった抗議デモに繰り返し…

この記事は有料記事です。

残り333文字(全文554文字)

あわせて読みたい

ニュース特集