農業の人手不足打開 若者と農家結ぶ新しい「マッチング」全国へ

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サービスを考案した「KIRI」の高橋大希さん=高知県香美市で2022年11月5日午前11時15分、小宅洋介撮影
サービスを考案した「KIRI」の高橋大希さん=高知県香美市で2022年11月5日午前11時15分、小宅洋介撮影

 マッチングと聞いて若者が思い浮かべるのは、アプリを利用した婚活だろうか。だが、人手不足が進む地域農業の現場では、農家と求職者を紹介し合う新しい「マッチング」が広がり始めている。人口減少にあえぐ四国で広がるこれまでにない「出会い」の現場を訪ねた。

 高知県を代表する秋の味覚、ショウガ。11月上旬、同県香美市に本社を置く農業法人「サカタ」の畑でも、同社オリジナルの「黄金(こがね)生姜」が収穫のピークを迎えていた。「人海戦術をとらないと収穫が終わらないですね」と栽培管理課の高橋誠さん(45)。市内だけでも約30ヘクタールもの畑を持つ同社では、繁忙期の10~11月ごろ、280人前後の臨時アルバイトを雇う。よく晴れたこの日も大勢の人たちが収穫作業にいそしんでいた。

 主婦や農業経験のある高齢者たちに混じって黙々と作業に取り組む若者のグループがいた。「農業の経験なんてなかったんですが」「友達と簡単に応募できたので参加してみようかと」。高知大学や高知工科大学に通う4人の男子学生が教えてくれた。

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