大阪・枚方市立中、いじめ訴えに7カ月対応せず 市教委「重大事態」

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大阪府枚方市
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 枚方市教育委員会(大阪府)は15日、2020年に市立中学1年の女子生徒(当時)へのいじめがあったのに、学校が約7カ月間、組織的対応をしなかったと発表した。いじめは解決されず、女子生徒は心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断され、約1カ月間不登校となった後、転校した。市教委はいじめ防止対策推進法に基づく「重大事態」と認定し、調査している。

 市教委によると、女子生徒の保護者が20年8月、一学期の間、部活で仲間はずれにされるいじめを受けていたと担任に相談。担任は部活の顧問や同学年の教諭らと情報を共有したが、校長や学校に常設されているいじめ対策委員会などには報告しなかった。いじめ防止対策推進法では、いじめの相談を受けた教職員は学校へ通報することが求められている。

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