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ヤングケアラー

通学や仕事をしながら家族の介護をする子ども「ヤングケアラー」。将来が左右される深刻なケースも。

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「SOS出してもいいよ」 ヤングケアラー支援 兵庫・西宮で勉強会

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ヤングケアラーの事例が書かれた紙をそれぞれ3枚選び、自分の考えや支援のあり方を話し合う勉強会の参加者=兵庫県西宮市染殿町で2022年11月17日午後2時14分、稲田佳代撮影
ヤングケアラーの事例が書かれた紙をそれぞれ3枚選び、自分の考えや支援のあり方を話し合う勉強会の参加者=兵庫県西宮市染殿町で2022年11月17日午後2時14分、稲田佳代撮影

 家族の介護や世話を担っている子どもや若者「ヤングケアラー」について兵庫県西宮市のNPO法人がアンケートを実施し、「孫が高齢の家族の栄養管理をしている」「高校生の姉が障害のある弟を介護している」など匿名の42事例が集まった。これらを共有して支援に生かそうと、生活サポートに取り組む団体などを集めて、勉強会が開かれた。

 アンケートは、西宮市で子育てや女性の自立支援に取り組むNPO法人「a little(ア・リトル)」や生活相談を担う市社会福祉協議会などが9~10月に実施。業務でヤングケアラーとみられる子どもや若者と関わった実体験を尋ねると、「両親ともに精神疾患のため、家事を担っている」「祖父の入院中に1人暮らしをしていた」「病気の母親の夜間のトイレ介助を担い、学校に行けなくなった」「母親の収入がないが、支援を受…

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【ヤングケアラー】

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