逆風の札幌五輪招致 影落とす東京五輪汚職 橋本聖子氏「厳しい」
毎日新聞
2022/12/19 07:00(最終更新 12/19 17:32)
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東京オリンピック・パラリンピックを巡る汚職事件や談合事件が、札幌市が目指す2030年冬季五輪・パラリンピックの招致に暗い影を落としている。招致活動への「逆風」となっており、市は対応に苦慮している。
「非常に厳しい。30年と今回とは全く違うと明確にされない限り、(札幌市民や北海道民の)支持率が上がっていくことは難しい」。東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長を務めた橋本聖子参院議員は1日、東京五輪のテスト大会を巡る入札談合疑惑が札幌五輪招致に与える影響を記者団に問われ、こう語った。
東京五輪の汚職・談合事件を受け、招致に対する札幌市民の支持率低下が懸念される中での橋本氏の発言に、市幹部は「発言の背景は分からないが、新たな対応策を考えていくことしかできない」と困惑気味だ。6日にはIOCが30年大会の開催都市決定を23年秋から先送りすると表明。先行きには不透明感が増している。
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