特集

はやぶさ2

探査機「はやぶさ2」がリュウグウで試料を採取して持ち帰る6年の旅を完遂。分析や次のミッションを解説。

特集一覧

リュウグウ誕生は彗星付近 試料分析で判明 北海道大など

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
記者会見する北海道大の圦本尚義教授(右)と川崎教行准教授=札幌市で2022年12月16日
記者会見する北海道大の圦本尚義教授(右)と川崎教行准教授=札幌市で2022年12月16日

 北海道大などの研究チームは16日、探査機はやぶさ2が持ち帰った小惑星リュウグウの試料を組成分析した結果、リュウグウは彗星(すいせい)近くで誕生した可能性が高いことが分かったと発表した。試料に含まれる鉱物の比率が、米航空宇宙局(NASA)の探査機「スターダスト」が試料を採取したビルト2彗星と似ており、近い領域で形成されたという。

 北海道大の圦本(ゆりもと)尚義教授(宇宙化学)らは、リュウグウの試料から太陽に近い高温の環境で形成された多数の鉱物を発見。同位体顕微鏡で組成分析したところ、起源の異なる二つの鉱物に分類することができた。

この記事は有料記事です。

残り422文字(全文689文字)

【はやぶさ2】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集