特集

ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

特集一覧

プーチン氏、ロシア軍首脳部と会合 侵攻継続を印象づける狙いか

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
ウクライナでの軍事作戦を指揮する本部を訪れたプーチン露大統領(右)を出迎えるロシア軍のゲラシモフ参謀総長。ロシア大統領府が12月17日に公表した=ロイター
ウクライナでの軍事作戦を指揮する本部を訪れたプーチン露大統領(右)を出迎えるロシア軍のゲラシモフ参謀総長。ロシア大統領府が12月17日に公表した=ロイター

 ロシアのプーチン大統領は16日、ウクライナでの軍事作戦を指揮する本部を訪れ、終日にわたり軍首脳部と協議した。ロシア軍は苦戦を続けており、本部の訪問は軍事作戦の継続を印象づける狙いとみられる。ロシア国内では一部の軍首脳が解任されるとの情報も出ていたが、打ち消しを図った格好だ。

 プーチン氏の作戦本部訪問は、ロシア大統領府が17日に発表した。タス通信によると、プーチン氏は冒頭、ウクライナ侵攻に関して「短期的、そして中期的な活動について、あなた方の提案を聞きたい」と出席者に呼び掛けた。詳細は伝えられていないが、侵攻開始から10カ月になるのを前に、今後の展望を集中的に話し合った公算が大きい。

 ロシア軍は11月半ば、一方的に併合宣言していたウクライナ南部ヘルソン州の西部から撤収を余儀なくされたが、その後は州東部に防衛ラインを築いて、ウクライナに奪還された地域への砲撃を続ける。東部ドネツク州でも支配地域の拡大を狙い、州北部バフムトなどの攻略戦に力を入れている。

この記事は有料記事です。

残り696文字(全文1126文字)

【ウクライナ侵攻】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月

ニュース特集