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数ある「アニソン」(アニメソング)の中でもズバ抜けて長年愛されている曲ではないだろうか。歌手の高橋洋子が歌う、テレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌「残酷な天使のテーゼ」。発売から27年たった今も幅広い世代に親しまれ、今年「過去30年間で最も歌われたカラオケ曲」第1位に輝いたほか、日本作曲家協会からロングヒット賞が贈られた。
「まずアニメ作品の力があったからこそだと思います」。受賞の所感を尋ねると、柔らかな口調で確固たる思いを語り始めた。「ストーリーも絵も声優さんも劇伴(劇中の音楽)も全て素晴らしい。主題歌にしても詞曲がアニメの世界観に合っていたのだし、カラオケ文化の時代にもハマった。なにより長い間エヴァンゲリオンを見て、曲を聴き続けてくださった方たちのおかげです」。自身の歌唱力や努力は二の次。そんな、どこまでも控え…
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