生態系保全区域「30%に拡大」 COP15、30年までの新目標採択

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国連生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)の会場=カナダ・モントリオールで2022年12月16日、カナディアンプレス・AP
国連生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)の会場=カナダ・モントリオールで2022年12月16日、カナディアンプレス・AP

 カナダ・モントリオールで開催中の国連生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)は19日、生物多様性の損失を食い止めるための2030年までの新たな国際目標を採択した。生態系の保全区域を「陸、海の少なくとも30%」に拡大することなどを盛り込んだ。

 COP15は20年に中国・昆明で開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期。議長国は中国のまま、条約事務局のあるモントリオールに開催地が変更された。

 新目標は、10年に名古屋市でのCOP10で決めた20年を期限とする「愛知目標」の後継。各国政府は目標実現に向けて、生態系保全の取り組みを進めることが求められる。

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