特集

アフガン政権崩壊

イスラム主義組織タリバンが2021年8月15日、首都カブールを制圧し、勝利宣言。ガニ政権が崩壊しました。

特集一覧

タリバンに抵抗の女性司会者、パキスタンに退避 弾圧で放送停止

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
女性の顔が塗りつぶされた看板=アフガニスタンの首都カブールで2022年8月5日、川上珠実撮影
女性の顔が塗りつぶされた看板=アフガニスタンの首都カブールで2022年8月5日、川上珠実撮影

 アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権の命令に抵抗し、顔を布で覆わずにテレビ局の報道番組に出演していた女性司会者のロマ・アディルさん(27)が、19日までに隣国パキスタンに退避した。暫定政権の弾圧で放送停止を余儀なくされ、アディルさんは「再び司会者として働きたい」と語った。

 アディルさんが勤務先のテレビ局「カブール・ニュース」の番組で司会者として出演したのは、6月中旬が最後だった。放送を見た勧善懲悪省の職員が同局を訪れ、降板させるよう幹部に指示。アディルさんは記者に配置換えとなった。

 アディルさんは数日後、暫定政権による女性の行動制限を巡り、素顔で街中からリポート。再び圧力がかかり、一切番組に出られなくなった。「自分の口で直接ニュースを伝えることが生きがいだった」と悔しがる。

この記事は有料記事です。

残り319文字(全文667文字)

【アフガン政権崩壊】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集