加害側弁護士「責任問われる事案か」 陸自性暴力、被害者に発言
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陸上自衛隊郡山駐屯地(福島県)に所属していた当時、複数の男性隊員から性暴力を受けた元1等陸士、五ノ井里奈さん(23)が19日、日本外国特派員協会(東京)で記者会見し、直接関与した3人の元隊員側から示談の申し入れがあったと明らかにした。防衛省は15日、この3人を含めた20~40代の男性隊員5人=1等陸曹~3等陸曹=を懲戒免職としている。
五ノ井さんは2021年8月、男性隊員十数人がいた宿舎の部屋で、当時の3曹3人に押し倒され、下半身を押しつけられるなどした。この3人は強制わいせつ容疑で書類送検されたが、福島地検郡山支部は不起訴処分とした。しかし郡山検察審査会が今年9月に「不起訴不当」と議決し、地検郡山支部が再捜査している。
「軽く受け止めているのでは」
会見での五ノ井さんの説明によると、元隊員側からは1人あたり約30万円の示談金を提示された。その際、元隊員の代理人を務める弁護士から「個人の責任を問われる(事案なの)か、疑問がある」とも言われたという。五ノ井さんは「示談に応じるつもりだったが、…
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