介護保険料引き上げ、結論先送り 厚労省部会、見直し案大筋了承

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厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館=東京・霞が関で、竹内紀臣撮影
厚生労働省が入る中央合同庁舎第5号館=東京・霞が関で、竹内紀臣撮影

 厚生労働省は19日、2024年度の介護保険制度の見直しに向けた意見書案を介護保険部会で提示し、大筋了承された。部会では、65歳以上の高齢者が負担する介護保険料の引き上げなどが検討されたが、医療保険料引き上げとのダブル負担を懸念する声もあり、結論を先送りする。厚労省は、来年夏までに方向性を決めたい考えだ。

 介護保険制度は、原則3年に1度見直される。通常は年末年始に方針が決められるが、一部議題だけ継続審議される異例の展開になった。高齢者の負担増につながることから、慎重な議論を歓迎する委員がいた一方、別の委員からは「何一つ見直しが進んでいない」と厳しい声も上がった。

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