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円安と物価高

日本の物価が上がっています。円安・ドル高もコスト上昇に拍車をかけ、賃上げの動きも見られます。

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住宅ローン金利上昇の可能性も 日銀、事実上の利上げで

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日本銀行本店=東京都中央区で2019年9月、後藤豪撮影
日本銀行本店=東京都中央区で2019年9月、後藤豪撮影

 日銀が大規模な金融緩和策を修正し、長期金利の上限を従来の0・25%程度から0・5%程度に引き上げると決めた。事実上の利上げとなり、住宅ローン金利や企業の借入金利が上昇したり、国債の利払い費が増えたりする可能性がある。一方で円安・ドル高が是正されることで、家計にとっては輸入品が安くなるといった恩恵も期待できる。

 住宅ローンの固定金利は長期金利に連動している。住宅ローン比較サービス「モゲチェック」を手がけるMFS(東京)の塩沢崇取締役は「各銀行はその月の中旬から下旬にかけて来月適用する金利を決めるため、来年1月に適用する金利から上がる可能性はある」と指摘する。住宅ローンは金額が大きく、わずかな金利上昇も痛手となるため「比較的金利が低い変動型を選ぶ人が増えそうだ」(塩沢氏)と話す。

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