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北朝鮮に拉致され、24年間現地での生活を強いられた蓮池薫さん(65)が15日、松山市総合コミュニティセンターで講演した。今も北朝鮮に残る被害者の帰国に向け「諦めないことが一番大事だ」と語った。
蓮池さんは大学生だった1978年夏、新潟県柏崎市の海岸で後に妻となる祐木子さんとともに拉致された。北朝鮮では、語学教師や翻訳の仕事を強いられた。
近年の日朝情勢を解説した蓮池さんは、ベトナム・ハノイで北朝鮮の非核化をめぐって事実上決裂した2019年の米朝首脳会談以降、「日本が北朝鮮と独自に向き合う動きがあってほしかった」と語った。帰国した02年当時に比べ、核問題をめぐる情勢は悪化しているが「国連安全保障理事会の制裁に反しない範囲で『アメとムチ』を使って交渉すべきだ」と強調。「アメ」の例として新型コロナウイルスのワクチンなどの人道支援を挙げ…
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