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円安と物価高

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住宅ローンはどうなる? 日銀の金融緩和修正が家計に与える影響

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金融政策決定会合後に記者会見する日銀の黒田東彦総裁=東京都中央区の日銀本店で2022年12月20日午後3時59分(代表撮影)
金融政策決定会合後に記者会見する日銀の黒田東彦総裁=東京都中央区の日銀本店で2022年12月20日午後3時59分(代表撮影)

 日銀が20日決定した大規模金融緩和策の修正を受け、21日の金融市場では長期金利が上昇し、円高が進んだ。今回の政策修正は事実上の利上げとなるが、家計や企業にどう影響するのか。

「経済の体温計」の上昇

 「利上げではない」。黒田東彦総裁は20日の記者会見でそう述べた。だが、日銀が上下0・25%程度としてきた長期金利の変動幅を上下0・5%程度に拡大したことを市場は事実上の利上げと受け取った。修正前まで上限の0・25%近くに抑えられていた長期金利は、一気に上昇。21日の国債市場では、長期金利の指標となる新発10年債(368回債、表面利率0・2%)の終値利回りは前日より0・070%高い0・480%となった。2015年7月以来、約7年5カ月ぶりの高水準で、20日に一時付けた0・460%を上回った。

 長期金利は「経済の体温計」とも呼ばれ、企業や個人がお金を借りる際の基準にも使われる。その長期金利の上昇で、最も直接的に影響が出そうなのが住宅ローンの金利だ。

 住宅ローンの固定金利は…

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