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学術会議任命拒否

日本学術会議が推薦した新会員候補6人を菅首相が任命しなかった。極めて異例の事態の背景や問題点を追います。

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日本学術会議「独立危うい」 会員選考で第三者関与の政府案に反発

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記者会見で政府方針への懸念を表明する日本学術会議の梶田隆章会長(中央)=東京都港区六本木7で2022年12月21日、池田知広撮影
記者会見で政府方針への懸念を表明する日本学術会議の梶田隆章会長(中央)=東京都港区六本木7で2022年12月21日、池田知広撮影

 日本学術会議の改革について内閣府は21日、日本学術会議法の改正案を来春までに通常国会に提出する方針を、この日あった学術会議の総会で示した。会員の選考に第三者を関与させ、首相の実質的な任命権を強調する方針で、学術会議側は「学術会議の独立性を危うくしかねず、存在意義の根幹に関わる」と強く反発。政府に再考を求める声明を取りまとめた。

 政府は改正案で、委員の選考に意見を述べる第三者委員会の設置に加え、外部の第三者から会員候補の推薦を受ける仕組みの導入なども盛り込む方針。第三者はいずれも産業界や国立研究開発法人などを想定している。

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【学術会議任命拒否】

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