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ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

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海底に潜む危機=会川晴之

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 ロシア産天然ガスへの依存度が高いドイツで17日、初の液化天然ガス(LNG)受け入れ施設が完成した。ロシアがウクライナに侵攻して以降、欧州向けのガス供給が絞られる中、他国からLNGを調達して脱ロシアを図る。

 ドイツは2011年、バルト海の海底を通す全長1224キロのガスパイプライン「ノルド・ストリーム」をロシアと結んだ。気候変動対策もあり、石炭からガスへの転換を進めたため、ガス需要が急増、同じ場所に「ノルド・ストリーム2」を増設し、今年から営業を始める予定だった。

 だが、ロシアのウクライナ侵攻を強く批判するドイツは中止を決める。ロシアはこれに対抗するかのように8月末から修繕などを理由に「ノルド・ストリーム1」でのガス供給を止めた。

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【ウクライナ侵攻】

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