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深夜1時の号令を合図に、阿讃山脈の登山道を走り抜けるランナーたち。街の光が届かない山深くでは、ヘッドランプの光も底なしの闇に吸い込まれていく。登り坂を駆け上がり、下り坂は慎重に踏みしめるのを繰り返すと、やがてまばゆい朝日が山中を照らした。最長80キロに及ぶ過酷なトレイルランニングで頼りになるのは、自分の体と五感のみだ。
「マラソンブームで“沼”にはまった人たちが、さらなる刺激を求めてトレイルランニングにたどり着く」と、一般社団法人ランニングドランカーズ(高松市)代表の栗原浩一さん(52)。2022年10月末、2日間にわたって開催された四国最大級のレース「まんのうマウンテン・マッドネス(MMM)」の企画、運営を主導した。
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