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毎年12月に京都市で開催される全国高校駅伝競走大会(都大路)を中心とした高校駅伝に関するニュースサイトです

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チーム紹介 西脇工、快走へ準備万端 /兵庫

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練習に励む西脇工の男子選手=兵庫県西脇市で、村田愛撮影
練習に励む西脇工の男子選手=兵庫県西脇市で、村田愛撮影
練習に励む西脇工の女子選手=兵庫県西脇市で、村田愛撮影
練習に励む西脇工の女子選手=兵庫県西脇市で、村田愛撮影

 男子第73回、女子第34回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社など主催)が25日、京都市で開かれる。県大会で6年ぶり7回目の男女そろっての優勝を果たし、県代表として都大路を駆け抜ける西脇工の男女両チームを紹介する。【村田愛】

 ◆男子

他校に負けぬ精神力

 男子は2年連続33回目の出場。県大会では2021年の同校の記録を上回り、2時間3分31秒の大会新記録を樹立した。エースで3年連続1区を走った長嶋幸宝(そなた)(3年)は28分31秒で区間記録を更新し、ほか5人も区間賞を獲得した。2位と3分以上の差をつけての優勝だった。

 長嶋は2年連続で都大路に臨む。21年は1区で序盤は独走したが中盤以降に失速し、区間13位に。「粘りが足りなかった」と反省し、走り込みの量を増やし、後半にペースを上げて練習するなど工夫した。「1区で走るなら去年の借りを返し、流れを作りたい」と意気込む。

 足立幸永監督は「県大会では力を100%発揮できたので、全国でもそれに近い走りをしたい。人々に感動を与える走りをしてほしい」と話す。主将の藤田大智(3年)は「みんな仲が良く、大会本番で結果を出す精神力はどのチームにも負けていない。県大会のように丁寧な準備をして優勝したい」と決意を見せた。

 ◆女子

結果にこだわり走る

 女子は5年ぶり9回目の出場。県大会は2区間で区間賞を獲得し、1時間12分01秒で優勝した。須磨学園に19秒差をつけられ迎えた2区は、2年連続出場の飯塚菜月(3年)がペースを上げて8秒差に縮め、区間賞を得た。21秒遅れだった5区では、須磨学園の選手が脱水症状で転倒するトラブルがあり、主将の藤城さくら(同)がテープを切った。

 飯塚は6月の近畿高校陸上競技選手権大会800メートルで7位。全国の出場権を得る6位に0・3秒差だった。悔しさをバネに練習では部員の先頭を走り、ラストスパートを意識した。「1秒でも前に出て、観客を元気づける走りをしたい」と笑顔で語った。

 吉良勇太監督は「主将の藤城を中心に声を掛け合い、県大会の時にこわ張っていた顔も近畿大会では和らいでいた。都大路では個々の力を出し切ってほしい」と話す。藤城は「目標が定まり、チームの雰囲気が良くなった。最後の駅伝で、県代表として一人一人結果にこだわって走りたい」と力を込めた。

〔神戸版〕

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