特集

ヤングケアラー

通学や仕事をしながら家族の介護をする子ども「ヤングケアラー」。将来が左右される深刻なケースも。

特集一覧

小学生9%、中学生4%がヤングケアラー 香川県教委が実態調査

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
香川県庁=高松市番町4で2019年2月19日、岩崎邦宏撮影
香川県庁=高松市番町4で2019年2月19日、岩崎邦宏撮影

 家族の世話や介護を日常的に担う子ども「ヤングケアラー」について、香川県教育委員会は21日、初の実態調査の結果を発表した。県内の小中学生のうち約1万6000人が対象で、小学生で744人(9・2%)、中学生で365人(4・8%)が「世話をしている家族がいて、困っている」と回答した。県内の支援機関向けのアンケートでは本人に自覚がなく、周囲に助けを求めることができていない実態も浮き彫りになった。

 実態調査はまず、2021年11月に県学習状況調査の追加質問として、小学5年生8081人と中学2年生7662人(いずれも当時)を対象に実施。「世話をしている家族がいて、困っていることがある」と回答した児童生徒に絞って22年7月に対面で同様の質問などの追跡調査を行い、結果を発表した。

この記事は有料記事です。

残り543文字(全文880文字)

【ヤングケアラー】

時系列で見る

関連記事

あわせて読みたい

マイページでフォローする

この記事の特集・連載
すべて見る

ニュース特集