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福岡市・天神東部の地権者らは23日、神社「水鏡天満宮」や毎日福岡会館を含む一帯を再開発すると発表した。福岡市の再開発促進事業「天神ビッグバン」を使い、那珂川沿いの毎日福岡会館を取り壊した跡地に神社を移転し、神社跡などに複合ビルを建てる構想で、2030年以降の完成を目指す。
発表したのは、水鏡天満宮や周辺のビルオーナーらが加わる「天神1丁目15・16番街区再開発準備組合」。会員数は非公表だが、関係者によると、一帯に数十人いる地権者の大半が加入している。区域内に建物を保有する西日本鉄道と日鉄興和不動産が計画立案を支援してきた。計画概要を23日付で市に提出した組合は「歴史・文化資源と水辺の恵まれた環境を最大限に生かした、街区を越えたまちづくりの可能性を検討してきた。魅力的な空間創出につながる」としている。
対象エリアは天神の東端で、東西に延びる明治通りと昭和通りに挟まれた約2・5ヘクタール。構想は、西鉄所有の毎日福岡会館を解体後に神社を移転し、周辺は国の重要文化財に指定されている「赤煉瓦文化館」と一体化した水辺公園に整備する。さらに、神社跡や周辺のビル群を複合ビルに建て替える方向で協議している。複合ビルの規模や機能は未定だが、天神の東のにぎわいの拠点にふさわしいオフィスや商業、高級ホテルを視野に検…
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