ドカ雪で空港は「陸の孤島」 毎年大雪の北海道でも混乱 必要な備え

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
周囲が雪に覆われた北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)=札幌市中央区で2022年1月18日、田中龍士撮影
周囲が雪に覆われた北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)=札幌市中央区で2022年1月18日、田中龍士撮影

 大雪はどんな被害をもたらすのか――。2022年2月に記録的大雪に見舞われた北海道での「悲劇」を振り返り、この冬に備えたい。【谷口拓未】

交通網は大混乱、雪かき用具は品薄に

 短時間に大雪が降る複数回の「ドカ雪」に見舞われた札幌市近郊。197万人が暮らす道都は混乱を極めた。

 市による除排雪作業が追いつかなくなり、道幅が狭くなったり、通行不能になったりする道路が増え、渋滞が慢性化。自家用車はおろか、路線バスの運休や大幅なダイヤの乱れが相次いだ。

 市民も利用できる雪捨て場は早々に許容量に達し、その多くが閉鎖された。住宅街を通る生活道路の脇には雪がうずたかく積み上がった。

この記事は有料記事です。

残り887文字(全文1171文字)

あわせて読みたい

ニュース特集