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ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から1年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

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「遠い国の戦争が…」 東南アジアの縫製工場を襲う解雇の波

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縫製工場で働く労働者=ベトナム北部で2020年12月30日、ロイター
縫製工場で働く労働者=ベトナム北部で2020年12月30日、ロイター

 ナイキ、カルバン・クライン、ビクトリアズ・シークレット――。世界的なファッションブランドの商品を生み出すインドネシアやベトナムの縫製工場を、解雇の波が襲っている。背景には、ロシアによるウクライナ侵攻がある。解雇された社員は「戦争で自分が失業するとは思わなかった」と肩を落とす。いったいどういうことなのか。

 「クリスマスに向けた繁忙期を前に私は無職になった」――。インドネシアの首都ジャカルタに住むシングルマザー、スリ・エスニ・インダルティさん(45)は10月末、勤めていた西ジャワ州の縫製工場から解雇を言い渡された。それまで有名ブランド衣料の新作サンプルを作り、価格帯を報告する仕事をしていた。しかし新作を発表するブランドが減り、人員削減の対象となった。

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【ウクライナ侵攻】

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