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出場校紹介/下 女子・順天 悔しさ晴らす走りを まとまり、声掛け合い /東京

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ペース走の練習をする順天の選手たち=足立区で 拡大
ペース走の練習をする順天の選手たち=足立区で

 「ラスト1周、頑張ろう!」。12月中旬、順天の選手たちは足立区の舎人公園陸上競技場で声を掛け合いながら練習に励んでいた。石上栞理主将(3年)は「1~3年までの13人が、きつい練習の時は自然と声を掛け合っている。雰囲気はとても良いです」と明るい表情で語った。

 今年の都予選では出場した5人全員が区間賞を獲得する圧倒的な走りを見せ、昨年自分たちが出した大会記録を2秒更新する快挙を達成した。昨年は全員が都大路を走るのが初めてで結果は14位だったが、今年は3年生を中心に「悔しさを晴らすリベンジを」と燃えている。

 昨年「花の1区」の坂道に苦しんだエースの小川陽香(同)はコツコツと対策練習を続け、今年9月に3000メートル9分5秒46の都高校記録をたたき出すまでに成長した。「自分がチームにできることは走りで引っ張ること。本番で緊張しないよう、日ごろから常にレースのイメージで走っている」と語る。

 そんな選手たちを藤本正隆監督(60)は「何も言うことがないほどまとまりがあり、思いやりもある集団。歴代最高記録が出るかもしれない」と大きな期待を寄せる。基本の練習メニューは伝えるが、アレンジは選手に任せており「自分をよく知っていて何をすべきか分かっている選手が多い」と話す。

 先月の関東高校駅伝では体調不良者が出るなど難しい状況だったが、3位に食い込み底力を見せた。

 藤本監督は「都大路ではどんなタイムで帰ってくるか楽しみ」と笑顔。目標は8位入賞だが、あまり言葉にはしていない。「プレッシャーをかけると硬くなるだけ。しっかり走れば結果はついてくる」と話している。【南茂芽育】

〔多摩版〕

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