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毎年12月に京都市で開催される全国高校駅伝競走大会(都大路)を中心とした高校駅伝に関するニュースサイトです

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挑戦、一丸 きょう号砲 藤枝明誠、上位へ4区までに貯金 日大三島、短期間で急成長手応え /静岡

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開会式に参加する選手ら。手前は昨年男子優勝校の世羅=京都市右京区の市体育館で2022年12月24日、山崎一輝撮影 拡大
開会式に参加する選手ら。手前は昨年男子優勝校の世羅=京都市右京区の市体育館で2022年12月24日、山崎一輝撮影

 男子第73回、女子第34回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社など主催)は25日、京都市のたけびしスタジアム京都(西京極陸上競技場)を発着点に行われる。県代表の男子・藤枝明誠は13年ぶり10回目、女子・日大三島は初めて出場する。師走の都大路を駆け抜ける大一番を前に、両校の監督にレースの展望や意気込みを聞いた。【皆川真仁】

藤枝明誠の清尊徳監督=静岡県袋井市のエコパスタジアムで2022年11月6日、皆川真仁撮影 拡大
藤枝明誠の清尊徳監督=静岡県袋井市のエコパスタジアムで2022年11月6日、皆川真仁撮影

 藤枝明誠はエースの杉浦柊人(3年)と、県予選でアンカーを務めた主将の水野健太(3年)の二本柱に1、2区を託す。清尊徳監督は「前半で出遅れると全国では厳しい戦いになる。4区までに貯金をつくり、それを後半の区間で守りきれば上位進出も狙える」と分析。上りが多い3区には木村隆晴(1年)、逆にコースが下り基調の4区には県予選後に調子を上げた村松翼(3年)を起用した。

 目標タイムは2時間5分台。同時に、2000年の都大路で記録した最高順位の16位の更新も目指す。清監督は「村松の状態が上向きで、前半から中盤にかけて良い勝負ができるはず。持ちタイムは下位だが、どこまで上に行けるか挑戦したい」と語った。

日大三島の田中浩章監督=静岡県三島市役所で2022年12月20日、石川宏撮影 拡大
日大三島の田中浩章監督=静岡県三島市役所で2022年12月20日、石川宏撮影

 日大三島を率いる田中浩章監督は「県予選後の短期間ですごく伸びた」と手応えを感じている。メンバーは1、2年生が主体の構成だが「試合に出られない3年生のサポートも大きな力になっている」といい、一丸で本番に臨む。軸は県予選で1区の区間賞に輝いた世古凪沙(1年)だ。「1年生とは思えないくらい状況判断力に優れていて、勝負強い走りをしてくれる」と信頼を寄せる。

 総合タイムや順位目標は定めず、それぞれの選手が「設定タイムを守ることに徹する」ことで、周囲の走りに左右されず大舞台でも本来の実力を発揮できると考えている。田中監督は「応援してくれる方々や卒業生の思いを背負い、タスキをつないでほしい」と話していた。

 大会は午前10時20分に女子、午後0時半に男子がスタートする。

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