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男子第73回、女子第34回全国高校駅伝競走大会(毎日新聞社など主催)が25日、京都市のたけびしスタジアム京都(西京極陸上競技場)を発着点に開催される。選手が都大路で最高のレースを見せられるよう、多くの人たちが陰で支え、準備を進めてきた。
努力つながる“時”刻む シチズンTIC
駅伝やマラソン大会の計測機器を手掛ける「シチズンTIC」(東京)は22日、発着地点のたけびしスタジアム京都や、各中継地点で、選手やチーム関係者らに経過時間を知らせるタイマーの設置・点検作業を行った。
同社スタッフらが、車両上部に取り付けたりスタジアム内に設置したりするタイマー、計8台の時間表示やバッテリーの接続を確認。また、選手のゼッケンに取り付けられた電子チップから、中継地点などを通過した際のタイムを自動計測するセンサーマットの作動もチェックした。
同社営業企画部の加瀬尚希さん(51)は「もし雨や雪が降っても全天候に対応している」と胸を張り、「新型コロナウイルス禍で、思うような活動ができずに迎える3年目という選手もいるかもしれない。正しい時間を届けるので、努力が結果につながるよう頑張ってほしい」とエールを送った。【藤河匠】
安全第一、選手正しく導く 京都府警白バイ隊
ランナーを先導するのは、京都府警交通機動隊の白バイ隊員4人だ。白いバイクに乗り込んで選手らの前を走り、正しいコースへと導く。
女子を担当するのは福留未和子巡査長(28)と井田碧巡査長(25)。2年前の都大路でも担当した福留さんは「この大会を目標に頑張ってきた選手たちを引っ張る仕事。安全第一で」と緊張感を高めている。「初出場」となる井田さんも「出場選手、サポートの選手、監督、みんなが心を一つに合わせる日。バイクの調整やコースの確認などを徹底したい」と気を引き締める。
男子は福島蓮巡査長(29)と山本愛規(よしき)巡査長(26)が担当。陸上競技の経験がある福島さんは駅伝の補助員をしたこともあり、出場選手のプレッシャーやサポートする選手の悔しさを感じたといい、「やるからには、最高のパフォーマンスを引き出す競技運営をしたい」。山本さんは、都大路で先導を務めるのが目標だったといい「自分が先導役と知った時はうれしかった。ミスのないよう、任務を完遂したい」と意気込んでいる。【中島怜子】
本番へ確認抜かりなく 陸自福知山駐屯地
陸上自衛隊福知山駐屯地(京都府福知山市)は、隊員27人と車両10台を派遣して大会を支える。隊員たちは23日に西京極総合運動公園(京都市右京区)に到着し、駅伝のコースを車で試走。安全面を確認し本番に備えた。
派遣する車両は、カメラマンを乗せる写真取材車5台のほか、選手の後方について安全を確保する指令車や、選手と併走してレースを見守る監察車など。コーンや看板などの資材を運搬するトラックも派遣した。
大会当日に指令車を運転する予定の仲沢亮太3等陸曹(25)は、中学時代に野球部で内野手として活躍。スポーツに打ち込む点で共感する駅伝選手には「練習の成果を見せて最高のレースをしてほしい」と期待する。駅伝での車両運転は初めてで緊張も感じているというが、「高校生が万全の状態で駅伝に臨めるよう、しっかりサポートしたい」と意気込んでいる。【千金良航太郎】
地元産杉使い写真立て 北桑田高生が記念品制作
京都府立北桑田高(京都市右京区)の京都フォレスト科3年の3人が、各出場校の名前が彫られた写真立てを制作し、男女の全94チームに記念品として贈呈した。
同科は林業や木材加工について学ぶ学科で、外部からの発注を受けて木製品も作っている。20年ほど前から高校駅伝の出場チームに記念品を作っており、今回も授業の一環として約3カ月かけて全出場校分を完成させた。
素材には京都市北部の名産「北山杉」を使用。光沢が美しい木肌を生かすため、表面をなめらかに加工する「磨き丸太」に仕立て、はがきサイズの入る写真立てにした。
担当したのは「コンピューター加工班」の3人。日下部碧(みどり)さん(18)は「同じ作業が多く疲れたが、全校分を作り達成感がある」と話し、中野花菜さん(18)は「写真立ての土台部を作ったが、木材の溝や幅が一つ一つ違って加工が大変だった」。浜田由伸さん(17)は「これまで公民館の看板などを作ってきたが、写真立ては初めて。今までやったことのない作業で楽しかった」と振り返った。【千金良航太郎】
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